シン・テレワークシステム

以前の職場で運用されていたリモートワークシステムは、セキュリティの都合上デュアルディスプレイで作業できなくて、不便に思いながら仕事していました。そのため、自分でリモートワークシステムを導入する場合には「デュアルディスプレイで作業ができること」を第一義に考えておりましたが、探しているうちに無料で使える「シン・テレワークシステム」を見つけました。

様々なものに冠されている“シン”は「シン・ゴジラ」に端を発するようですが、このシステムの場合には、各パソコンのローカル環境にはデータを保有しない構造になっている「シンクライアント」の他、コロナ禍で困った方のために突貫工事で新規構築され、無料で使える“神”システムといった意味が込められているでしょうか。

試しに、先ずは、リモート受入側,接続側の各々のパソコンにシステムをインストールして、単純に画面同期できることが確認できました。その後、肝心のデュアルディスプレイを行うための設定を試していたところ、リモート受入側のパソコンはWindowsのProエディションである必要があることが判明しました。そのため、HomeからProにアップグレードさせて設定を施したところ、受入側のパソコンの画面が一つでも、接続側のパソコンではデュアルウインドウで作業ができることが確認できました。

更に、作業を行う上で、受入側のパソコンと接続側のパソコン間で“コピペ”を許可するか等、セキュリティの度合いを調整することもできますが、これらの設定は、運用に合わせて行うことになると思います。又、接続側から受入側のパソコンの電源をオンするには、常時起動させておくパソコンを介することになるため、この点は、今後予備のパソコンが用意できれば試してみたいと思います。