スクレイピングの是非

先日、マネーフォワードが提供している家計簿サービス「マネーフォワードME」で、SBI証券との連携でトラブルが生じたことで資産状況が表示されなくなったそうですが、この連携の際に用いていた方法がスクレイピングだったそうです。

ネット上のデータ連携方法として、APIとスクレイピングがありますが、情報提供側がフォーマットを準備している方法が前者であるのに対し、特に準備しておらず取得側が一方的に収集する方法が後者になります。そのため、スクレイピングでデータ連携している場合、情報提供側がフォーマットを変更した際に取得側がその変更にすぐに対応できない場合、今回の様なトラブルにつながります。

スクレイピングはExcel/VBAでも実現でき、同じ情報を定期的に取得する様な場合には、自動化すると便利です。但し、プログラミングで情報を取得する場合、目視で必要な情報をピンポイントで取りに行く場合と異なり、一定のロジックを組んでホームページを読みにいくことで情報提供側のサーバに負担がかかるため、十分な注意が必要です。