土用の丑の日
この時期、スーパーの魚売場では呼び込みが凄いです。2024年は、7月24日と8月5日が「土用の丑の日」だそうで、本来の意味はともかく、“ウナギを食べる日”ということだけは世間一般に浸透しているかと思います。この時期に買うと「高いウナギをつかまされそうだな」と思いつつ、ふと、春先でしたが、20代の頃に職場の上司に資格試験の合格にかこつけて、隣駅の鰻屋でごちそうしてもらったことを思い出しました。
鰻専門店でウナギを注文すると、オーダーを受けてから調理が始まるため、鰻が出てくるまで最低でも30分はかかります。そのため、今どきのタイパを気にする人達からはあり得ないことなのかもしれませんが、肝串を食べたり、カリカリの骨せんべいを食べたりしながら待ちます。今となっては何を話していたのか,味はどうだったのか等までは覚えておりませんが、その様な優雅な時間を過ごせた時代は良かったなと思います。
更に、40代になって、この時期に休日出勤で作業をしていて、隣の部署で出勤していた若手が前日遅くまで上司と再三再四話していたのを目撃していたため、お昼ご飯に宅配のひつまぶしを奢ってあげたことも思い出しました。後日、ミスをして怒られていたのではなく、上司から退職の引き止めに遭っていたことが分かり、その後あっさり退職してしたため、後味が悪かったのですが。