電気通信番号の犯罪利用対策
総務省の「電気通信番号の犯罪利用対策に関するワーキンググループ」では、ここ最近の特殊詐欺等の実態を踏まえ、その対策として、電話番号に関する制度を見直す方向とのことです。
最近事務所にかかってきた電話の内容で、何か作業をしていて手を離せず、結果的に、留守番電話で確認した内容が「私は法人の担当で」「DXも含めて相談したい」「案件を紹介」等、会計事務所であれば気を引きそうなキーワードを交えたものでした。ただ、話しの主題が明確でなく、少し端々が聞き取りづらい話し方で怪しいと感じてネットで番号を検索してみると、“電話に出たり、折返したりすると、しつこく営業を受けることになる”との書き込みを見つけ、迷惑電話であったことが分かりました。
この電話が特殊詐欺にまでつながっているかは分かりませんが、いつの時代にも電話を使った犯罪は絶えません。総務省が動いてくれるのはありがたいですが、一番大事なのは、各自が注意することです。自治体によっては、防犯機能付き電話機等購入に充てる補助金が出ますので、確認してみてはいかがでしょうか。