退職代行サービスの是非

先日、退職代行業者の公式Xに、他の退職代行業者の退職代行サービスを使われて退職にいたった事案が発生したことが投稿されました。

退職代行サービスは、本人に代わって雇用主に退職の意思を伝え、退職を支援するサービスです。退職代行業者が退職代行サービスを使われるというのは何とも皮肉な出来事ですが、今では、このサービスはそれぐらい普及していることの裏返しと言えるかもしれません。かつては一旦就職したら定年まで働き続けることが美徳とされたようなところがあり、退職には悪いイメージがありましたが、終身雇用制が崩れている現在では「石の上にも三年」という考え方は通用しないのだと思います。

解雇については様々な検討がなされているところですが、リスキリング然り、今では同じ仕事を続けることの方が逆に難しいのかもしれません。VUCAの時代、何事にも臨機応変に立ち向かえる能力が必要なのは確かですが、もう少し、先が見通せそうな世の中であって欲しいなと思います。