消費税の2割特例

先月末、国税庁のWebサイトにある消費税の「2割特例」に係る特設ページが更新されました。動画の説明が織り込まれていたり、売上金額の入力により納税額のシミュレーションができたり、他の一般のページとは異なって、随分と見やすい工夫をされています。

とはいっても、不足なく正確な情報を伝えるためには仕方ない面がありますが、縦に長く、専門家でなければ途中で読むのを挫折するかなと思いました。又、PCで閲覧すると画面上の余白が多いためスマホを優先した画面設計にしたのかもしれないとも思いましたが、スマホで閲覧すると確かに見やすいのですが、シミュレーションの箇所のみ画面を右にずらす必要があり、中途半端な印象を持ちました。

消費税は日常の買い物で都度発生する税目であり、誰にとっても身近な税目のはずです。ですが、「2割特例」が出てきたことで選択肢が増え、インボイス制度の影響軽減策とはいえ、また一歩、消費税の複雑化が進んだ様にも思います。

先日、通販で買物した後に請求書,領収書を確認したところ、海外の事業者からの請求で消費税分の料金を取られていましたが、登録番号の記載がないものがありました。そのため、販売業者にインボイスの発行を求めましたが、案の定、連絡は受けられませんでした。今後業務上必要な商品を購入する際は、インボイスを発行してもらえる事業者かどうか確かめてからポチりたいと思います。